このページでは、商標登録の際に注意すべき事項について、ご紹介したいと思います。商標登録は先着順に行われます。そのため、それらに関して幾つかの注意事項があるのです。
しっかりと頭に入れておかないと、思わぬ落とし穴がある危険があります。
思わぬ落とし穴とは?
他の個人や企業が先に商標を登録している場合があります。
商標となるマークとしては特徴的なものがよく使用されますが、あまりに複雑なものは好まれません。そのため、簡単なマークや社名を商標とする場合は、他の個人や企業がすでに類似するものを商標登録している恐れがあるのです。そうしますと、他の個人や企業が行った商標登録の効果により、後から登録しようとする人は類似するマークも商標として登録することができなくなります。
商標登録は出願の先着順に行われます。例えば、商標登録こそ行っていないが、もう30年も同じマークを使っている企業があったとしても、他の個人や企業に類似するマークを先に商標登録されてしまうと、30年も同じマークを使っている企業であったとしても、以後はそのマークを使うことができなくなります。商標権は非常に強い権利なのです。
先を越された場合は仕方ありません!
商標登録をしようとするときは、もしかしたら他の個人や企業がすでに似たようなマークや社名を商標登録しているかもしれないと頭の片隅に入れておいてください。また、そのような事態に遭遇した場合は、何をどうしても類似するマークや社名を商標登録することはできないので、新しいマークや社名を考えることにしましょう。優れたデザインの商標は大きな効果を発揮しますが、商標は商品やサービスと一体となって初めて意味を持ちます。
新しいマークであっても、商標としての機能はしっかりと果たしてくれるものです。